コミュニケーションは質より量

いろいろなことで量より質と言われますが、コミュニケーションに関しては質より量です。フランス語もコミュニケーションの手段の一つということなので、質より量ということになります。たとえばフランス語のクラスで完璧な美しい文を1回言うより、間違いだらけの文を10回10回言うほうが効率的です。

その質より量を実践すべく、今日のクラスが始まるときに

Je suis dans de beaux draps.
Pourqoi !?
Rien. Je voulais soulement dire.

といったやりとりをしました。つまりはあまり意味のないことを何の脈絡もなく言ったわけですが、こういうことの積み重ねが重要だと思います。授業の流れを阻害するようなときにいうのはダメだと思いますが、開始時にはこういうやりとりは許されます。5分くらいのpetit discoursをしても1人くらいなら許されます。これからどうしょうもないことでも、クラスの始めに毎回発言してやろうかと企んでいます。

ところで質より量という意味だと、仏検をめざしている人に、複数の問題集に手をつけるより、1つの問題集をじっくりやるという人が多くいますが、これは仏検の対策としてはともかく、フランス語の学習としてはあまりいい方法ではないと思います。フランス語の学習者が一時的に仏検の対策としてやるぶんにはとてもいいと思いますが、フランス語の学習全体として考えると、非常にせまい範囲のことにしか触れないことになるので、問題集1冊のみというのにはかなりの疑問符がつきます。

しかし幸か不幸か仏検の対策としてはそれで十分な部分もあります。よっておそらくこういう方法だけで学習してきた人は、仏検に合格しても仏検が定義しているレベルの語学力にはたっしていないこともあり得ると思います。

1級とか準1級は問題集1冊で合格するとは思えませんので、2級までの話ですが、1つの問題集を3回繰り返したら、新しい問題集をやったほうがいいと思います。そもそもそれ以上繰り返すと答えの場所とかパターンを覚えてしまって、脳への刺激がなくなってきて効果が薄れてくるでしょう。

もっとも自分はまだ2級も合格してませんけど。


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DELFにでる単語 12/05/2011PASSIF(受動態) ブログトップ

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