DELF/DALF合格のための仏仏辞書のすすめ その2

前に仏仏辞書はいいと書きましたが、その続きです。

最近conventionという単語を覚えました。まだ長期記憶にはなっていません。だからおそらくはときどきこの単語を忘れてしまい、そのつど辞書を引くことになると思います。今日、本を読んでいてarmisticeという単語がでてきました。仏仏辞書でこの単語を調べるとConvention conclue entre les…とありました。

このときarmisticeが何なのかを理解したと同時に、そういえばconventionというのはこれこれこういう意味だったなぁと思い出しました。つまりconventionに関しての復習がarmisticeを調べるのと同時にできました。またarmisticeに関しても、より脳に刺激がある状態で理解することができたので、より効率的に頭に入りました。数時間前に1度調べただけですが、いまだに忘れていません。

こういう現象は仏仏辞書を使用しているとかなりの頻度で起こります。なんとなれば仏仏辞書というのは単語を説明するときに、たいていの場合同義語を使用しているからです。


電子辞書ではこういうことは殆どおきません。なぜなら、たとえ同義語があったとしてもそれを意識して見ることは、めったにないことだと推測できます。電子辞書は単語を調べるのに数秒でできますが、日本語の意味を見てそれで終わりだということが、少なくとも自分の場合は多かったです。また、見るだけで深く考えたりしなかったので、たいてい1分後には忘れていました。

少し大げさに言うと、本の仏仏辞書は単語を調べるのに電子辞書の10倍の時間がかかるが、単語を覚えるまでに調べる回数は1/10でよい。これは結局同じように見えますが、現実的には同じ単語に100回出くわすのと10回出くわすのとでは、10倍の時間が違います。

もろもろの事情でどうしても電子辞書を使わなければならないことも多々あると思いますが、最近電子辞書が効率的なのはむしろDALF C2合格以上のレベルの人ではないかと思い始めました。漠然とした推測にすぎないことですが、フランス語を十分にマスターした人が電子辞書を使うのと、そうでない人が使うのでは意味が違うと思います。


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